パブリック・プレビュー版
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本ガイドラインの目的と適用範囲
このガイドラインは、GIZ(Deutsche Gesellschaft für Internationale Zusammenarbeit GmbHドイツ国際協力機構)の「Stakeholder Dialogues Manual」を参照して作成されました。ZEBとサーキュラー・ビルディングの実現を目指し、ステークホルダー・ダイアログを実施するための具体的な枠組みと手順を提供します。当団体の会員は、これらのガイドラインを参照し、自身の業務に適応させるとともに、必要に応じてカスタマイズすることが可能です。本ガイドラインが、ZEBとサーキュラー・ビルディングの推進に積極的な全てのステークホルダーに対して、効果的なステークホルダー・ディスカッションを促し、目標達成の一助となることを期待しています。
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ステークホルダーの特定とマッピング
ステークホルダーの特定とマッピングのプロセスでは、まず利害関係者を特定し、その範囲を明確にします。次に、各ステークホルダーの影響力、関心度、および潜在的影響に基づいてマッピングを行います。この情報をもとに、ステークホルダーの位置付けや分類を明確にします。
02
ステークホルダー分析
ステークホルダー分析では、まず利害関係者の視点、利益、懸念を分析します。続いて、ステークホルダー間の関係性、相互依存性、および影響力のバランスを理解することが重要です。さらに、各ステークホルダーの能力、利用可能なリソース、そしてプロジェクトへの参加意欲を評価します。
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関与計画
関与計画の策定では、まず目標と期待される成果を設定します。この段階で、プロジェクトの具体的な目的と達成すべき結果を定義することが重要です。次に、効果的な関与計画を作成するために、適切な関与方法、スケジュール、およびコミュニケーション手法を選定します。これには、関与の範囲と具体的な手順が明確にされる必要があります。最後に、計画の実施においては透明性と説明責任を確保することが不可欠です。
04
協働対話と共創
協働対話と共創のプロセスでは、多様な利害関係者が効果的に協力できることを目指します。このプロセスでは、透明性を確保し、参加者の意見を積極的にヒアリングすることが重要です。これにより、全てのステークホルダーの意見が尊重され、プロジェクトの意思決定に反映することが可能となります。サーキュラー・エコノミーに対するアプローチを強化するために、ステークホルダー間のつながりを考慮した共創プロセスを取り入れます。このプロセスでは、持続可能な解決策を模索するために、多様なステークホルダーが協力し、複雑な問題への包括的な対応を促進し、新しいアイデアやイノベーションを生み出すことを目指します。
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意思決定と実施
このプロセスにおいては、ステークホルダーの積極的な参加を促進します。これにより、すべての関係者が意思決定プロセスにおいて重要な役割を果たすことができ、プロジェクトの成果に対する共有感と責任感が高まります。具体的な実施計画では、各ステークホルダーの役割と責任を明確に定義し、誰が何を担当するのかを具体的に示します。さらに、プロジェクトの実施段階では、進行状況に対する定期的なレビューとフィードバックの機会を設けることで、継続的な関与を保証します。
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モニタリング、評価、および報告
プロジェクトのモニタリングと評価は、進行中の取り組みを追跡し、その効果を測定するために不可欠です。このプロセスでは、定期的にデータを収集し、プロジェクトの成果と課題を評価します。進捗の透明性を確保するため、これらの結果は定期的にステークホルダーに報告されます。さらに、プロジェクトの成功とステークホルダーの貢献は公に評価されるべきです。この評価を通じて、関与した個人や団体の努力と成果を称賛し、その成果を広く認知してもらうことが目的です。